

haru.
No.03
(Creative Director)
Instagram : Instagram : @hahaharu777
1995年生まれ。幼少から日本とドイツを行き来して育ち、学生時代にインディペンデント雑誌HIGH(er)magazineを編集長として創刊。2019年に株式会社HUGを立ち上げ、クリエイティブディレクションやコンテンツプロデュースの事業を展開し、2024年4月にクリエイティブディレクターとしてアンダーウェアブランド「HEAP」をローンチする。ブランドのコンセプトマガジンとしてHIGH(er)magazineを5年ぶりに復刊。

選び取ることが出来るもの
下着は本当に自分が着たいものを


Question1:
ルーティンの中で、好きな時間は?
A:お客様やスタッフとお茶をする時間が好きです。仕事の話だけではなく、そこから生まれた会話がいろいろなことに繋がったりするので「ただお茶をする」ということを大事にしています。あとは、あまり夜に出かけないので「オフィス飯」と名付けて、ランチタイムにみんなで話すこともあります。
Question2:
自分の気分を上げるためにしていることは?
A:ひとりで散歩をすることです。休みの日や、仕事終わりに途中下車をして歩くこともあります。じっとしていると考えが滞ってしまう感覚があるのですが、歩いてからだを動かすと考えが前に進む感じがして好きです。散歩中はよくPodcastを聴いています。



Question3:
下着を作るきっかけを教えてください。
編集長を務めるHIGH(er)magazineで取り扱っているからだや性の話を伝え続けていく上で何か知ってもらうきっかけになるプロダクトを作ろうとなったときに、高校生の頃から好きだった下着がしっくりきました。服だとその日の予定や会う人によって決めている部分が大きいと思うのですが、下着は人に見えないからこそ本当に自分が着たいものを選び取ることが出来るので、それを毎日繰り返すことで「自分のしたい選択をする」練習にもなるのではないかと思っています。

Question4:
商品をデザインをする上で大切にしていることはありますか?
HEAPは「こういう人に着てほしい」というような理想の女性像を定めないようにしています。下着だから色物にも挑戦しやすく、着ることで普段は抑えている感情を解放してもらえると嬉しいなと思っています。物で溢れている時代なので、商品を作る上での物語を大切にしていて、見た目ではなく着る人たちの気持ちが満たされることを意識しています。その中で、ブラのデザインに入っている"謙遜撲滅委員会"という言葉は「私なんて」という考えをやめて、まずは自分のことを自分で認めようというメッセージが入っていたりもします。
Question5:
HEAPでは"おまもりとしてのブラ"を作られているかと思いますが今まで誰かに言われた"おまもり"になっている言葉はありますか?
"いま、ここにいたい人と手をつなぐ"林央子さんが創刊する「here and there」にいつも書かれている言葉で、それがずっと私の心のなかにあります。いま一緒にいたい相手と向き合って生活をすることはシンプルなようで案外難しかったりするのですが、そういった普通のことを普通にしたいなと思っています。
Question6:
これから先、挑戦したいことはありますか?
思い描くものは村みたいなイメージなのですが(笑)いつか大きなコミュニティーを作りたいなという夢を持っています。商業施設だとしたら下着屋だけではなく飲食店・病院・ジムがあって、親子で一緒に性教育の勉強が出来るような場所。ファッションの垣根を越えた他業種の人たちと作っていくことで、可能性が広がっていくのかなと思っています。
レイヤードをするのが好きなのでタンクトップを2色重ねて、中にはHEAPの下着を合わせました。週5日ほど履いているデニムですが、今回はトップスの色に合わせてブラウンにしました。最近は、明るい気持ちになるので黒よりもブラウンを選ぶことが多いです。